日本太鼓総製造元 三浦太幸堂 太鼓のメンテナンス・保管

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メンテナンスについて

太鼓革は「生革(きがわ)」というものです。野球グローブや靴、かばん、さいふ、ジャンパーなどのいわゆる「なめし革」ではありません。「なめし革」は靴磨きに代表されるように専用オイルで手入れをするとツヤや発色がよくなるものもありますが、「生革」に対してはそういったお手入れはむしろ良くありません。乾いた布でホコリなどをはらう程度で十分です。即ちお手入れに特別なメンテナンス方法は不要なのです。(胴も同様)

ただし太鼓は水分、直射日光、風、この3つに弱いため、

  • 雨天での使用
  • 屋外での放置、保管
  • 室内でも湿度の高い場所や、風が当たり続ける状況(エアコンの風が直接当たり続けるなど)での保管等は避けて下さい。

やむを得ず太鼓を濡らしてしまったときは、すぐに乾いた布で水分を拭き取って「陰干し」して下さい。
「日光干し」「風干し」は厳禁です。

保管について

出来るだけ湿度が低く、日光が当たりにくい場所で保管して下さい。例えばお寺のご本堂、学校の体育館・音楽室ならほぼ大丈夫です。一般のご家庭でも普通の部屋であれば問題ありません。

  • エアコンの風が直接太鼓に当たる場所、暖房器具の近くは避けてください。
  • 風通しが良い場所は大変良いですが、直接風にさらされ続ける場所は保管に適しません。

太鼓を風の当る場所に置かざるを得ない場合は、布や毛布等を1枚掛けておかれるとよいでしょう。
※締太鼓系の太鼓は、ご使用後その都度、調紐やボルト等を緩めて保管していただくと革の音質や耐用年数の延長に効果的です。